ご挨拶
私は、歯科医療とは無縁の家に生まれ、生物の体の仕組みに興味をもって大学で基礎研究をしていました。通信系の企業に就職しましたが、自分が興味を持てる分野で人の役に立つ仕事がしたいと考えて歯学部へ編入し、歯科医師免許を取得しました。大学では歯周病の基礎研究と障害者歯科治療部で診療をしていました。研究では、よく観察して、よく考えて、わかりやすく発表することを学び、診療では、基本を大切に、特定の専門分野だけに特化せず、広い視野で疾患をとらえて人を診ることを学びました。
いくつかの診療所で勤務するうちに、多くのことを学ぶと同時に、歯科医院のあり方に疑問を持つようになりました。ビジネスをするのではなく歯科医療をするのだ、患者さんの利益を第一に考えた治療をするのだ、という思いが強くなりました。歯科医療以外の経験もしてきた自分にしかできないことをしようと思い、おおの歯科を開院しました。
近年は、患者さんの要望が高度化、多様化していると感じます。保険診療で費用対効果の高い診療をすることを基本に、希望された方には自費診療で高度な治療を提供できるように日々研鑽を積んでいます。
なんとなく調子が悪いときのチェックから、お口全体まとめての治療まで、お気軽にご相談ください。刻々と変化する環境に適応しながら、永く通っていただけるように努めておりますので、よろしくお願いいたします。
院長プロフィール
- [名前]
- 大野 貴志 (おおの たかし)
- [略歴]
- 昭和47年 4月:岐阜県に生まれる
平成 3年 3月:岐阜県立岐阜高等学校卒業
平成 7年 3月:広島大学総合科学部総合科学科卒業(学術学士、生化学・生物物理化学専攻)
平成 9年 3月:広島大学大学院生物圏科学研究科博士課程前期終了(学術修士)
平成 9年 4月:日本電信電話株式会社入社
平成10年 9月:日本電信電話株式会社退社
平成10年10月:大阪大学歯学部科目等履修生入学
平成11年 4月:大阪大学歯学部三年次編入学
平成15年 3月:大阪大学歯学部卒業(学士(歯学))、5月に歯科医籍登録
平成19年 3月:大阪大学大学院歯学研究科修了(博士(歯学))
平成19年 4月~平成23年5月:大阪府箕面市、茨木市、大阪市などで歯科医院勤務
平成23年 5月:医療法人善友会山口デンタルクリニック院長
平成25年 7月:大阪府吹田市佐井寺 おおの歯科開院 - [資格・免許]
- 歯科医師免許はもちろん、研究者としての免許ともいえる博士も、歯科とは関係ありませんが大型自動車の運転も出来ます。
平成 3年8月 普通自動車第1種免許
平成 9年3月 学術修士(広島大学)
平成 9年3月 大型自動車第1種免許
平成15年5月 歯科医籍登録(歯科医師免許)
平成19年3月 大阪大学博士(歯学) - [所属学会・団体]
- 日本歯科保存学会 日本歯周病学会 大阪府歯科保険医協会
- [研究業績]
- 広島大学総合科学部と広島大学大学院生物圏科学研究科では、生化学を専攻、P-450というステロイドホルモン合成酵素の研究をしました。大阪大学大学院歯学研究科では、臨床では障害者歯科診療と、基礎研究として歯周病原性細菌P.gingivalisの研究をしました。
学術論文
Yamazaki T, Ohno T, Sakaki T, Akiyoshi-Shibata M, Yabusaki Y, Imai T, Kominami S.Kinetic analysis of successive reactions catalyzed by bovine cytochrome P450(17alpha,lyase).Biochemistry. 1998 Mar 3;37(9):2800-6.
Inaba H, Tagashira M, Kanda T, Ohno T, Kawai S, Amano A.Apple- and Hop-Polyphenols Protect Periodontal Ligament Cells Stimulated With Enamel Matrix Derivative From Porphyromonas gingivalis.J Periodontol. 2005 Dec;76(12):2223-2229.
Kato T, Okahashi N, Ohno T, Inaba H, Kawai S, Amano A.Effect of phenytoin on collagen accumulation by human gingival fibroblasts exposed to TNF-alpha in vitro.Oral Dis. 2006 Mar;12(2):156-62.
Ohno T, Okahashi N, Kawai S, Kato T, Inaba H, Shibata Y, Morisaki I, Abiko Y, Amano A.Proinflammatory gene expression in mouse ST2 cell line in response to infection by Porphyromonas gingivalis.Microbes Infect. 2006 Apr;8(4):1025-34.
Ohno T, Okahashi N, Morisaki I, Amano A.
Signaling pathways in osteoblast proinflammatory responses to infection by Porphyromonas gingivalis.Oral Microbiol Immunol. 2008 Apr;23(2):96-104.
学会発表
大野 貴志、山崎 岳、武森 重樹、小南 思郎、榊 利之、秋吉 恵、薮崎 義康
ウシP-450(17α,lyase)のアンドロゲン合成機構
日本生化学会第69回大会、札幌、1996年8月
村上 旬平、木村 敬次リチャード、大野 貴志、秋山 茂久、天野 敦雄、森崎 市治郎
ダウン症候群歯肉上皮細胞の形態学的観察
日本障害者歯科学会第20回大会、東京、2003年10月
大野 貴志、榊間 裕紀子、村上 旬平、岡田 直子、河村 朱美、森崎 市治郎
自閉症に対する歯科保健シンポジウム参加者のアンケート結果について
日本障害者歯科学会第21回大会、大阪、2004年11月
河村 朱美、高田 勇之介、大野 貴志、久保 志麻、森崎 市治郎
外傷による前歯脱臼後の歯槽窩に認められた歯牙様硬組織の臨床及び組織学的な比較
日本障害者歯科学会第21回大会、大阪、2004年11月
岡田 直子、村上 旬平、木村 敬次リチャード、大野 貴志、久保 志麻、森崎 市治郎
22番環状染色体症候群男子の歯科的特徴
日本障害者歯科学会第21回大会、大阪、2004年11月
大野 貴志、岡橋 暢夫、天野 敦雄
P. gingivalis 感染により活性化される骨芽細胞の炎症応答遺伝子の解析
第79回日本細菌学会総会、東京、2005年4月
岡橋 暢夫、大野 貴志、中山 浩次、我孫子 宣光、天野 敦雄
P. gingivalis 感染骨芽細胞におけるグローバルな遺伝子発現変化
第79回日本細菌学会総会、東京、2005年4月
大野 貴志、加藤 隆大、稲葉 裕明、森崎 市治郎、天野 敦雄
P.gingivalis 感染による骨芽細胞の遺伝子発現変化
日本障害者歯科学会第22回大会、山梨、2005年10月
福留 麗美、村上 旬平、大野 貴志、高田 勇之介、木村 敬次リチャード、秋山 茂久、森崎 市治郎
太陽電池を付与したTiO2(酸化チタン)光触媒の口腔細菌に対する殺菌効果
日本障害者歯科学会第22回大会、山梨、2005年10月
大野 貴志、岡橋 暢夫
P. gingivalis 感染により活性化される細胞シグナル伝達経路の解析
第79回日本細菌学会総会、金沢、2006年3月
大野 貴志、村上 旬平、秋山 茂久、森崎 市治郎、天野 敦雄
P. gingivalis 感染により活性化される細胞内シグナル伝達経路
日本障害者歯科学会第22回大会、仙台、2006年10月
稲田 朱美、福留 麗実、大野 貴志、久保 志麻、松木 響子、秋山 茂久、森崎 市治郎
4p-症候群の1症例
日本障害者歯科学会第22回大会、仙台、2006年10月
榊間 裕紀子、木村 敬次リチャード、稲田 朱美、大野 貴志、堤 香奈子、福留 麗実、村上 旬平、秋山 茂久、森崎 市治郎
ダウン症候群への可撤性義歯の適応
日本障害者歯科学会第22回大会、仙台、2006年10月
紀要
Yamazaki T, Tagashira-Ikushiro H, Ohno T, Imai T, Kominami S.
Kinetic analysis of successive reactions catalyzed by bovine cytochrome P-450(17alpha,lyase) and P-450(11b)In Oxygen Homeostasis and Its Dynamics / Keio University Symposia for Life Science and Medicine 1, 1998, p.214-220